目次:
・優勝の日レポート
・優勝までの道程
・ノラキャッツのリーグタイトルホルダー紹介


【優勝の日レポート】
「今日は優勝出来て良かったなぁ(って言えたらええね)」
2012年12月8日土曜日の朝、ノラキャッツ関東管領石橋は自転車で球場へ向かう道中、同行した記者に対してそう語った。

石橋が球場へ到着すると、ピグモンズ勢はほぼ揃っていた。この日、ピグモンズはダブルヘッダーの予定だったが、村田のいない状況で先発投手をどうするのか、ノラキャッツも見定められずにいた。
やがてピグモンズ公文が投球練習を開始する。「まさか、公文さんが先発か!?」とにわかにざわつくノラキャッツのメンバー達だったが、やがてピグモンズ坂巻が現れノラキャッツは「先発は坂巻」と読んだ。
10時15分、試合開始。
一回表、読み通りピグモンズ先発マウンドは坂巻だった。稲森の安打と盗塁でいきなり無死三塁のチャンスを作るも三者連続三振で先制点ならず。チームに嫌なムードが流れた。
しかし一回裏二死三塁のピンチに助っ人三塁手トミタがファインプレーを見せ、嫌なムードは払拭された。
三回表、二死満塁から田渕が押し出し死球で欲しかった先制点をもぎ取る。「これまでたくさんぶつけられてきましたが、一番役に立ったと思う」と田渕。その後なっち、坪井が続き一挙5点。投打に渡りチームを引っ張る二人の活躍で、ノラキャッツは勢いづいた。
三回裏に1点返されるも、四回表には今季「打撃は調子ええのにヒットにならん」とボヤく橋本と昨季の首位打者から一転して絶不調に陥った寺岡の二人の安打で再び1点を追加した。
四回裏に再び2点を返されたところで五回裏からリリーフエースなっちを投入、なっちはその回を無失点に抑えた。
六回表、再び坪井の長打を絡めて1点追加し4点差。しかし今季チーム打率3割を誇るピグモンズ相手に4点差はセーフティリードではない。
六回裏最終回、なっちは先頭打者太田にセンターへ大飛球を打たれる。しかし石橋が背走、最後はこちらを向いてキャッチした。この守備で今までどれだけチームを救ってきただろう。なっちは続く沼本を歩かせるも、公文はライトフライに打ち取った。
いよいよ最後の打者。ベンチでは坪井、サメジマ、橋本が「優勝決定した瞬間に飛び出すのか?」などと相談を始める。
カウント1ボール2ストライクからの4球目。別所のバットは空を切り、ボールは稲森のミットにおさまった。なっちが「よしっ!!」と叫んだ。
2012年なのはなリーグ、ノラキャッツ優勝。関東管領石橋が三度宙を舞った。

次の試合が開催される夢の島へ向かう途中、石橋は同行する記者に再び語った。
「今日は優勝出来て良かったなぁ」
(敬称略)
null
null

【優勝までの道程】
3/17(土)開幕戦!!のハズが雨天中止に・・・
4/14(土)まさかの二戦連続雨天中止に・・・
5/26(土)●N2-3W 関東管領、リーグ初打席でツーランホームランを放つも以後ウィザーズエース高橋の前に打線沈黙
6/30(土)●N2-10P 吉永総監督先発も大乱調で完敗。連敗スタートにチームの雰囲気重く・・・
7/21(土)はいはい、中止中止
9/1(土)○N9x-8W 延長9回、寺岡遊失の間に橋本生還で劇的サヨナラ勝ち!!
10/13(土)○N13-12W 坪井4の4で打撃戦制し五割復帰!!
10/27(土)○N6-4P 見事な集中打で鮮やか逆転勝ち、首位浮上!!
12/8(土)○N7-3P 堅守見せ見事に優勝!!
null
null
null

【ノラキャッツのリーグタイトルホルダー紹介】
・首位打者
なっち、佐竹 .500
・最多勝
坪井 4勝
・最優秀救援
なっち 2S
・最優秀防御率
なっち 0.74
・最多奪三振
坪井 18個