なリーグ開幕特集号で記事多めです。

目次
・ノラ東、ドタバタ開幕で黒星スタート
・故障明け西村、緊急先発も初回は「球が全然行かなかった」
・大森(時)、遅刻で先発回避もリリーフで圧巻の投球
・なっち、珍しく大荒れ投球
・大森(瑞)、盗塁でヘロヘロになり本塁憤死
・東京ピグモンズ、奇跡の「大逆転勝利」
・関東管領ぼやく


【ノラ東、ドタバタ開幕で黒星スタート】
3/21(土)、錦糸公園にて2015年なのはなリーグの開幕戦となるノラキャッツ-ピグモンズ戦が無事行われた。
同月7日のダブルヘッダーが前夜の雨で流れたため、とにかく開幕できたことに関係者は安堵の表情を浮かべた。
しかし試合前はピグモンズが試合開始時点で人数が揃わないことが確定、ノラキャッツも先発予定だった大森(時)の到着が遅れ急遽先発投手の変更が行われるなどドタバタした。
試合は急遽先発したノラキャッツ西村の立ち上がりを攻めたピグモンズが7-4で逃げ切った。
ノラキャッツはなリーグ二年連続の黒星スタートとなった。

【故障明け西村、緊急先発も「最初は球が全然行かなかった」】
この日緊急で先発マウンドに上がった西村は、一、二回で5失点し結果を出せなかった。
先発予定だった大森(時)の到着がギリギリとなることが分かり、関東管領とこの日オーダー担当だった太田が協議した結果、西村が急遽先発投手に指名された。
しかし西村は右手小指の故障で冬季練習にもほぼ参加できず、この日が久々の運動だったこともあり、味方のミスもあったものの初回から連打を浴びるなど結果を出せず調整不足を露呈した。
打つ方では1安打するも、最終回3点差二死満塁と一発出ればサヨナラの場面では力ないピッチャーゴロに終わった。
「最初は全然球が行かなかった」と悔しがった西村だが、最後の三回には球が走り無失点で切り抜けた。
坪井の穴を埋めるためには西村の活躍が不可欠。この悔しさは次回登板で必ず晴らす。

【大森(時)、遅刻で先発回避もリリーフで圧巻の投球】
この日先発予定だった大森(時)は到着がギリギリとなり、キャッチボールなどの調整時間を考慮した首脳陣の配慮により先発マウンドを回避したものの、リリーフで登板した4~6回をほぼ完璧に抑える見事なピッチングを披露した。
坪井の穴を埋めるため今季の活躍を誓う大森(時)だが、この日の投球をセンターから見守った関東管領は「全盛期に近い投球。スライダーもシュートも落ちる球もキレキレやったし制球も良かった」と絶賛した。
次回こそ先発マウンドでチームに勝利を・・・大森(時)の復活劇が始まった。

【なっち、珍しく大荒れ投球】
この日6回裏に3点を返し2点差まで詰め寄った7回表にマウンドに上がったなっちだったが、1イニングで4四球と珍しく大荒れの内容で2失点し、結果的にはダメ押し点を献上してしまった。
打つ方ではチーム今季初安打を含む2安打と相変わらずの打棒を見せたものの、失点後の最終回の打席では、なリーグでは実に2012年12月8日以来となる三振を喫するなど投球内容の影響が心配される結果となった。

【大森(瑞)、盗塁でヘロヘロになり本塁憤死】
六回裏の先頭打者で出塁した大森(瑞)はすかさず盗塁を決めチャンス拡大。
一死から西村の右前安打で一気に本塁へ突入、今季チーム初得点!かと思われたが、三塁を回ったところで大減速。かなり余裕をもって本塁憤死となってしまった。
大森(瑞)は「盗塁を狙った一発目でファールになって、2回走ったせいでもう脚が・・・」と減速した理由を語った。

【東京ピグモンズ、奇跡の「大逆転勝利」】
東京ピグモンズはこの日の試合開始時点で9名揃わないことが確定していたが、奇跡的な大逆転で不戦敗を免れた。
今年初めのGM会議で決定した「遅刻者がいる場合、その選手の出番が来た時点で不戦敗が確定する」というルールが早速発動した。
これは昨シーズン最終戦でのノラキャッツ-ピグモンズ戦でノラキャッツが「グラウンド使用開始時間から10分後の試合開始予定時刻にはメンバーが揃う可能性がある」という状況から、先攻を譲ってもらった(ルール上はじゃんけんで決める)件を受け、GM会議で議論され採用されたもの。
「まさか開幕戦から発動することになるとは」と関係者は苦笑したが、ピグモンズはこのルールを見事に活かした。
ピグモンズはまず緊急で先発となったノラキャッツ西村を攻め、攻撃時間の引き伸ばしに成功。この日、人命救助のため遅刻することになった岸本の前の打者であった香川に二死で回ったところで三振を選択してスリーアウトチェンジ。先発太田の投球練習中に岸本が到着するという完璧なタイムスケジューリングで不戦敗目前の状況から大逆転勝利を収めた。
香川を敬遠すれば不戦勝が確定する場面だったノラキャッツだが、その選択はせず。これについてチーム関係者は「まぁそれで勝つもりならそもそも先攻譲らないでしょ(笑」と笑いながら答えた。

【関東管領ぼやく】
関東管領はこの日の試合前、ノラスポの取材に対して「オーダー考えても意味が無い」とぼやいた。
ここ数年、試合前30分どころかグラウンド入り時間に間に合わない選手の発生が頻発しており、その場でオーダーを組み直す事案が頻発していることに苦言を呈したものだが、果たしてこの嘆きはチームメンバーに届くのか。
また、試合後には「今年はまぁ試合消化を優先で・・・」と気弱な発言も。
今季は大黒柱を失い「再建モードに突入する」とも噂されるノラ東だが、果たしてどうなるか。
チーム関係者は早速来月11日の試合にメンバー構成を問わない正規メンバーギリギリ過半数でのブルージェイズ戦を検討しており、25日の試合では「今後を見据えた」佐竹の先発マウンドを示唆した。