阪神タイガース2003

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タイガース日記リンク えんめ氏

7月31日(木)甲子園T6-9YB
そして振り出しに戻る
久保田が先発に回ったことにより、中継ぎ右腕が頼りないという開幕当初の問題が再浮上。 下柳がさっぱりだったというのも誤算ではあったのだが、先発が早めに降りた時にリガン・安藤・ ウィリアムスまで繋ぐための投手が足りない状況か。その点では今日投げたルーキー・三東などはなかなか 期待できそうな投球だった。そしてポコポコホームラン打たれまくった二人に代わり、福原遂に一軍へ!? タイガースがカード負け越ししたのは6月6・7・8の神宮以来か。ベイズターズにも三敗目。やはり 経験的に言って、どんだけ苦手な球団にも最低6勝くらいはできるようになっていると思う。それが野球。
7月30日(水)甲子園T3-2YB
遂に久保田が
先発初勝利。でも相変わらず守備のやる気がナシ男さん。福原二世から脱却しないと来年以降は暗い。 最後安藤だったのが気がかり。金本復活?
7月29日(火)甲子園T3-6YB
ほぼ四ヶ月負けてなかったのか…
そりゃそろそろ負ける日ですわな。 伊良部の乱調は置いといて、藤本の遊ゴロで片岡は帰ってこれなかったか? 当たりボテボテだったけど。四点目入ってたら分からへんかったけどなぁ。
7月27日(日)ナゴヤドームT8-1D
ほんまに連敗しないね
いやもうほんとこういう試合は描くことなくて困ります。 今岡の凄さは最早語るべくもないしな。何を取り上げればいいのやら。 このままだとしばらく休筆せざるをえないのではないか? とプロなら考えなければならないところであるがまぁ私は趣味でやってるだけなので安心です。 でも趣味だからこそ書くこと無いなら書かんでええがなと思うわけですがそれでも書かないと 気持ち悪いというのがずっとやってきての感想か。なんとなく過去のタイガース日記などを観てみると、 2002年は8月10日に矢野骨折の報を東京の居酒屋にてえんめ氏からの電話で知り (ちなみに前日には濱中骨折の報を電車内でえんめ氏より受けた)、それが玉音放送となり終戦=ほぼ毎試合 更新を止めたきっかけになった。2001年は8月25日・26日のカープ戦。5位のカープとの直接対決で、 まざまざと力量の違いを見せつけられ、最下位脱出を諦め更新停止。2000年は…そうか、実家帰って プーやってた頃でネットも出来なかったからしばらく日記付けてなかったんだな。 9月からネット繋げるようになってなんと最終戦までちゃんと書いてます。偉い。 この年は新庄が覚醒して最後まで観れたし書けたんだと思う。ちなみに最下位決定したのはなんと10月1日。 結構頑張ったんだな。99年。タイガース日記を始めた年。のむさん一年目。始めたキッカケは今でも 忘れない。5月12日スワローズ戦。その年初登板となった中込が、不甲斐ない投球をした。 別に不甲斐ない投球をするのはいい(いや、よくないか(笑)。問題は、それで首を傾げる仕草がだった。 それがカンに障った。この日記は、タイガースへの怒りで始まったものだった。この年更新を止めた試合は 8月19日になっている。何故止めたのかは覚えていない。日記の至るところに書かれているのは、 「せめて最後まで諦めない姿勢を見せてほしい」「最下位なんだからせめて練習量は一番になってほしい」 ということ。これらを実践してくれるだけでよかった当時。今、それらを実践出来るだけで勝っている。 当時ことあるごとに聴いて歌った「raging waves」(歌:林原めぐみ)。遂にタイガースは、その波に 乗り、その波をも越えた。
7月26日(土)ナゴヤドームT3-15D
吉野頑張れ
それだけ。佐久本は…もういいや…。
7月25日(金)ナゴヤドームT7-1D
学習し実践するということ
もう誰も覚えていないかもしれないが、今季、開幕当初、タイガースはドラゴンズに弱かった。 ひとえにエース川上憲伸の存在が大きかったのだが、さらに輪をかけてやっかいだったのが、 紀藤…もそうだったが今日先発の野口だった。ドラゴンズファンが「まだまだ復活してない」と 言いながらも、経験と実績で見事に抑えこまれていた。「こんなん完全復活したらどないなんねん」と 思ったもんだったが、今や野口はお得意様になりつつある。野口自身が調子を落としているということも あるが、スライダーを逆らわず打つことができているのは素晴らしいことだと思う。特にアリアスの センターオーバーなどは、去年までではそうそうお目にかかれないバッティングだった。 先発・下柳は7勝目。すまん、こんな勝つとは全然思ってなかった…。
7月23日(水)甲子園T1x-0S
数年後の楽しみ
久保田と高井、両ルーキー先発で始まった試合。両者とも譲らぬ投手戦。速球、鋭いスライダーと、 投げる腕こそ違えどお互い近い芸風で相手をねじ伏せた。将来楽しみな二人の投げ合いだった。 今日はタイガースは左の高井が相手ということもあって、中村豊や沖原がスタメン出場。捕手も矢野に 休ませ野口が出場。要するに「控え選手」で戦ったわけだが、それでも勝ってしまうタイガース。 ひとえに久保田の頑張りが大きかったが、監督インタビューで星野監督の一言に唸らされた。 「戦力ですから」ベンチからでも試合に参加できる。それを毎試合実践していれば、突然のスタメンで 腰が引けることもない。
7月22日(火)甲子園T4-1S
俺と今岡誠
今更言うまでもないことであるが、私は今岡誠選手のことが、ほんの二年前までは大嫌いであった。 ちなみにそのさらに三年前は大好きであった。そして今、私は今岡誠は好き嫌いどうこうではなく、 「こいつは天才だな」と思う。「この天才のプレーを観るために、今のタイガースの試合は観戦する価値が ある」とまで思う。それはあぶさんばりの天才的な内角打ちや岩鬼ばりの天才的な悪球打ちもそうだが、 あの決して速くない脚で守備範囲を広く見せたりする技術などもそれはもう素晴らしいものだと思う。 篠塚もびっくりだ。今日の今岡のホームランなどは、投手が投げた瞬間に「あ、来た」と思ったら その通り打ってくれたりして笑いそうになってしまった。「理論がなければ苦しいときに乗り越えられない」 というのが私の基本的野球論であり、人生論でもあるのだが、今岡という選手の経歴を観ると、 「本人にしか分からない理論=天才・規格外なヤツ、つまりそれは理論でも何でもないが結果は出る」 という事象は存在するのだと痛感する。彼が将来指導者としてまともな指導が出来るかどうか心配では あるが、その辺は他でカバーするしかないのだろう。天才とバカは紙一重だということが、 最近の今岡を観ているとよく分かる。
7月21日(月)甲子園T5-3S
M41
井川は今季一番のデキだったかな。 後はまぁ…滞りなくというか。強かった。カープとスワローズとはいい試合になるなぁ。 でも今日は割と安心して観てました。
7月20日(日)甲子園T5x-4C
先手を打つことの難しさ
ストッパーとして引っ張った安藤で抑えられず。明日からどうするのか星野監督。 こういう考えを抱くことは負け犬根性なのかもしれないが、もし仮に次をウィリアムスで締めようとして 失敗した場合、泥沼になってしまうのではないのか。ならば、とりあえず、ウィリアムスで負けてから 安藤で良かったのではないのか。それとも、本当にもうウィリアムスストッパーはないのか。 92年、タイガースが優勝を逃した最大の原因は、監督の采配だった。先発の湯舟を抑えに回すなど、 いろいろ行った小細工がことごとく外れ、どんどん泥沼化した。 せっかくの大量貯金なのだから、もっとどんと構えて、 後手に回ってもいいから、とりあえず失敗するまでは動かないという作戦もあるのではないだろうか。 まぁ、攻めの星野監督としては、先手を打ちまくるのは当然のことだと思うが。 とか思ってたら92年の主力であった久慈がサヨナラヒットとか打つわけですよ…泣けた。 監督インタビューで「リリーフは頑張った」って言うてたから、大丈夫かな。
7月19日(土)甲子園T1-3C
神降臨
つーわけでさすが前田。そして黒田も今日は鬼のように良かった。 今季、ある一線を下回る投手に対しては容赦なく襲いかかるタイガース打線だが、 「めっちゃええ投球をしてる投手を打ってなんぼ」というのはさすがに贅沢な注文か。 強いて言えば初回の無死一二塁からの三振ゲッツーが痛かった。
7月18日(金)甲子園T4-3C
あの継投はどうなのか
やはりカープ戦はいい試合になる。 シーツはほんまにええ助っ人じゃのぉ。矢野は追い風とはいえ右中間に放り込んでしもたがな…。 驚きです。今日の試合のポイントはやはり最終回ですか。ウィリアムスに代えて安藤。 後半戦のストッパーはどうなるんですか?とりあえず今日だけということなんでしょうが…。やや心配。
7月14日(月)前半戦終了。57勝22敗1分に、我々は何を観ればいいのか?
これは、にわかでなく、弱小時代もずっと応援し続けてきたトラキチ誰もが、思っていることに違いない。 えんめ氏の日記とかぶる部分も 多々あると思うが、それだけ、そう思っているタイガースファンはおそらく多いだろう、ということだと 思う。これは、17年でBクラス15回、うち最下位10回、年間60勝することすらままならなかった球団を、 それでも必死に応援し続けてきた人間の、戯言であり、本音である。
80年代後半から90年代初頭にかけて、日本プロ野球界は森ライオンズと藤田ジャイアンツによる 独壇場であった。それを観ながら、下位低迷を続ける球団を応援する私は「アレはアレでつまらんの かなぁ…」と思った。実際、ライオンズは勝てば勝つほど客足が遠のくという事態に陥っていた。 しかしそれは、お金持ちの御令嬢が「これはこれで不自由な生活を送らなければならないのよ」という 漫画にありがちな話であるだけで、やはり「勝ったほうがいい」のは当然のことだと思っていた。 2003年、阪神タイガースは、かの二球団を上回るハイペースで前半戦を勝ち進んだ。 「いつかは落ちてくる、そんなに勝てるわけがない」評論家や他球団ファンに言われるまでもなく、 当のタイガースファンも当然そう思っていた。星野監督だって勝率7割なんて想像もしていなかった。 他球団に故障者が出まくるなどの要因もあったが、とにかくタイガースは勝ちまくった。 後半戦で流れが変わることは多々あることだが、とりあえずこの文章は前半戦を振り返ることにだけ 注力したい。勝率7割で勝ち進むタイガースを観て、十数年前に抱いた私の想いは「勝ったほうがいい」 から「負けるよりはマシ」に変わった。いや、実際、勝ち負けはどうでもいい。というか「勝ったほうが いい」のはそのままなのだが、試合単位での楽しみを考えると、ボロ勝ちの試合よりも接戦で負ける試合 の方が断然楽しんでいる。私はあーだこーだ言いながら野球を観る人間である。野球のみならず、 たいがいの娯楽はそう楽しんでいる。それは、勝つことがままならない球団の試合を観る上で、 嫌でも身につけなければならない野球眼であったと同時に、92年、野村スワローズに惜しくも優勝を かっさらわれたあの年、そう、もう本当に私が後戻りすることを因果か運命か宿命が許さなくなった あの年に、「野球ってのは頭でするもんだ」と思い知らされた故に、養った野球頭脳だった。 真弓明信から「代打ってのは初球から甘い球だったら振っていかないといけない。 極論すると三回しかバットを振れないのだから」ということを学んだ。和田豊から「インコースを カットしまくって、投手が根負けして外に投げた球を、ライト前に落とす」ことを学んだ。 トーマス・オマリーから「四球の後の初球は狙い球」ということを学んだ。伊藤敦規から 「外のスライダーを意識させまくってインコースのシュートで詰まらせてゲッツーに打ち取る」ことを 学んだ。多くのハズレ外国人から、「成功しない助っ人の条件」をたくさん学んだ。 多くの敗戦から、「これをしたら負ける」ということをたくさんたくさんたくさん学んだ。 2003年、タイガースは、野球を観る者に、これらの知識を必要としない。選手が、首脳陣が、そして、 遂にフロントまでが、これらの知識を有し、実行出来る集団になった。「そりゃたまには失敗もするがな」 で片付けることが可能な集団となった。「知らない」ではなく「出来ない」のではなく「たまたま ミスを犯しただけ」で片付けられる集団になった。「せめてやる気くらい見せろ」「声くらい出せ」 といった素人がプロにかけるような次元ではないヤジが飛ぶことは、完全に無くなった。 単に騒ぎたくて来てる知能指数0のクソにわかファンに対して「あんなんファンちゃうわ」と言える 監督、「子供が観てるんですから」と注意する選手会長、「そんな人達の応援はいらないので挨拶もしない」 トップバッター。勝利は自信となり確固たる態度を取ることが出来るようになった。 もう、本当に、言うことは無くなった。
1998年末、次の監督候補がいなかったタイガースは、ちょうどその年スワローズを退陣した 野村克也を監督に招聘した。OB監督というこだわりを捨て、あのスワローズを優勝へ導いた野村克也に 全てを託した。その願いは、新庄の夢とアンチ野村のマスコミとデキの悪い嫁さんによって、叩き潰された。 のむさんが辞任したその年、多くのタイガースファンを勇気づけてきた和田豊も、現役を退いていた。 次の監督は岡田彰布でほぼ間違いないと言われていた。今季の山下ベイスターズを観れば分かって いただけると思うが、この時の多くのタイガースファンの絶望は、計り知れないものだった。 しかし、「私ではダメだったから、後任には星野みたいな男がいい」というのむさんの「遺言」が、 タイガースに奇跡を起こした。のむさんが監督に就任した時と同様、星野仙一もまた、その年偶然にも ドラゴンズを退陣したところだった。かくして、死地に陥っていたタイガースは、野村克也→星野仙一 という、他球団では絶対にありえない奇跡の継投により、ゾンビのように甦った。 片岡・アリアス・金本の強奪(片岡・アリアスは正確には野村政権時に獲得したのだが)は、 今までナベツニズムを批判してきた身としては心苦しかったが、「10年連続Bクラス」という事実の下、 受け入れるしかなかった。「早くドラフトで高卒ルーキーを獲れるようになりたいな」と星野監督は言った。 言い換えれば「今の土壌では選手が育たない」ということだった。実際、今季の赤星や藤本を観れば それも得心がいく。誰が、彼らが三割を大きく越える打率を残すと予想しえたであろう? 競争は、確かに選手を成長させるのだということを、初めて学んだ。そう、これから学ぶべきことは これなのだ。85年のタイガースが出来なかったこと。「優勝からいい若手選手を残す」幸か不幸か、 四番・濱中の完成という大事な目標が、まだタイガースには残っている。今岡も赤星も藤本も井川も久保田も 安藤も、まだまだこれからだ。関本も浅井もいるぞ。勝つ中で、彼らを育てていく。「あいつ若い頃は こんな選手やってんで」と子供達に語ることが出来るような球団とファンを目指して。 なんだ、これは今まで通り、「過程を楽しむ」ことに何ら変わりないじゃないか。 優勝など、それについてくる結果でしかない。などと、優勝する前から言う辺りが、突然強くなって 慌ててる元弱小球団ファンぽいよな(笑。とりあえず今季は球史に 「こんな強い球団があったんか!!」と刻んで刻んで刻みまくるということで。後半戦も頑張ろう。
7月12日(土)甲子園T14-3G
どうしたんだ
仁志!らしくないじゃないか!! 「試合観てもおもんないし、今日は晩御飯外食する?」 今朝、我が家で交わされた会話が全てを物語る試合となった。 18時半頃入ったラーメン屋で映っていたサンテレビ。既に試合が決まっていた。 明日勝てば1985年以来のジャイアンツ戦勝ち越し。その瞬間をどう迎えるのか、 ゆっくり考えようと思う。
7月11日(金)甲子園T14-1G
藪スロット発動せず
再三に渡る777リーチをギリギリでハズさせ続けた結果、こちらに777到来。 いちおう粘り勝った形か。江藤のホームインをアウト判定してもらったのも大きい。 大量点獲ってからの藪は珍しく大安定していた。まぁ、本日のフィーバーは全て終了していたからかも しれないが。しかし今日の試合、あの点差、あの雨で最終回続行した意味が分からない。 故障でもしたら誰が責任取ったのか。
7月10日(木)広島T5-3C
しんどい試合
昨日今日とどうも締まらん試合ですな。 金本がどうしようもないのが気がかりです。 いつもはこの時期から狂ったように打つんですが、今季はスタートから頑張ってたから 疲れたかなぁ。アリアスは凄いですな。
7月9日(水)広島T2-3xC
自分のケツは自分で拭け
なんか負けはずっと久保田で負けてる気がするな。 その度に「試練だ」とか言うてる気がするな。 と思って振り返ってみたら前の負けは6月26日でこれが久保田。 その前は6月13日で谷中。三週で三敗しかしとらんがな…。 まぁ今日は押し出し二つと自滅した形だ。 そうそう打線に頼ってばかりもいられないということで。 でも昨日の井川より今日の伊良部の方が全然良かったけどね。
7月8日(火)倉敷T8-4C
M49
井川がしょっぱかったがとりあえずマジック点灯。とはいえ、こんなデカイ数字じゃ、 すぐに消えるでしょう。まぁ、球宴時に点灯してるとかっこいいのでそれまでは維持しよう。 それから井川、球宴からピリっとしよう、ええかげん。頼むで。そういえば土曜甲子園の帰りに やまちんと「今年今岡30本塁打するとか言うとったのになぁ」って打率高いのそっちのけで 「期待ハズレ」みたいな会話をしてたら二試合連続初球本塁打。おもろすぎ。
7月6日(日)甲子園T7-2S
最早何を言うことがあろうか
やばい、もう書くことない。強いよもう。とりあえず貯金は10貯まるごとに0になると思おう。 だから今は貯金2。また10目指して頑張ろうぜ。
7月5日(土)甲子園T13-7S
伊良部かと思ったら
藪かよ!!つーわけで甲子園今季初巡礼。これはもうやっぱ優勝しちゃうんでしょうか…。 強すぎます。おなかいっぱい。言うことないです。でもやっぱしょぼい部分もあったな…。 藤本はまだまだだ。久慈の守備はやっぱすげぇと思った。久保田は速かった。
7月2日(水)甲子園T14-3D
俺は桧山進次郎が好きだ
新庄の影に隠れ続けた時代。長距離砲と期待されながら、三振し続けた時代。 「ライオンズ辺りにトレードかな…」そう思った時もあった。 新庄剛志が四番の責務を放棄しメジャーへの挑戦へと旅立った後、 彼はホームランを捨てた。三十路を越えて初めて三割に乗せた。 選手会長に選ばれた、彼なりの意地だったかもしれない。 タイトルなんて獲れそうもない。華があるわけでもない。 今季も所詮、濱中の代替四番に過ぎない。それでも、ずっと応援してきたタイガースファンは知っている。 彼がどれだけ苦労してきたか。「こんな成績で球宴に出るのか?」そんな心配も、徐々に成績を上げて 吹き飛ばそうとしている。桧山がプロ野球の歴史に名を刻んだ。泣けた。