去り行く人々2000

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湯舟 敏郎(34)15Bu
90年ドラフト1位。92年にノーヒットノーラン達成。 クレバーな投手…だと思っていたが、制球力のいい時と悪い時の差があまりにも激しすぎた 典型的左腕スライダー投手。バファローズ打線ならそれでも勝てるか!?
山崎 一玄(28)16Bu
90年ドラフト3位。 94年、東京ドームでプロ初先発、解説の江川に文句タラタラ言われながらもなんとか ジャイアンツにプロ初完封初勝利し、一躍メジャー街道へ。その年7勝してその後の成長に おおいに期待されたが、変化球に生きるのか速球に生きるのかよくわからない中途半端な 投手になってしまい、気がつけば竹内共々球界屈指の敗戦処理投手に成り下がっていた。 山村のように、バファローズなら勝てるかもしれません。芸風似たようなもんやし。
田村 勤(35)36Bw
90年ドラフト4位。 92年前半、ストッパーとしてタイガース快進撃におおいに貢献。 しかし、連投による疲労から故障し、以後完全復帰出来ず。 小笠原やウィルソンや片岡や松中や…を抑えなければいけないのですな。 頑張って下さい。
与田 剛士(35)38
89年ドラゴンズドラフト1位。 ルーキーながら30Sを達成し新人王に。 152キロの速球はファミスタでも打つのが難しかった。 当時の星野仙一のお約束となっていた「新人酷使→故障して再起不能」パターンに 与田もはまり、彼のプロ野球選手生命は終わった。
カート・ミラー(28)53
長身から投げ下ろす150キロのストレートに大きく曲がるスライダーを武器とし、 さらには若いから期待してたのだが…精神面が脆かった…。
橋本 大祐(25)56
97年3位。 145キロのストレートとカットボール気味のスライダーが武器…と紹介されていた ような気がするが最早忘れてしまった。同姓だっただけに応援していたのだが…無念。 トレーナー目指して目下勉強中。
ロベルト・ラミレス(29)62
メキシカンリーグで年間18勝、ノーヒットノーラン2回という実績を引っさげ やってきた『マシンガン』の異名を持つメキシカン。 145キロ出るという触れ込みはどこへやら、140出ればいいほうだった。
北川 博敏(28)Bu
94年2位。 「打てる捕手」として獲得したが…カツノリより打力がないことがあまりにも失望感を誘った。 肩も弱いし。バファローズナイズドされなさい。
定詰 雅彦(34)45
マリーンズから鮎川と交換でやってきたバレンタイン政権時代の正捕手。 期待以上でも期待以下でもない、定詰らしい働きをしてくれたと思います。 マリーンズに返してやってもよかったんでないか?
大豊 泰昭(37)55
結局彼は星野仙一が好きで好きでたまらないってことです。
ジェイソン・ハートキー(28)61
シュアな打撃がウリのスイッチヒッター。が、パワーがなさすぎた。 しかし、28歳…残しても良かった気が…。
佐々木 誠(35)
ホークスの核弾頭にしてライオンズV戦士。 その豪快なホームランは観る人々を魅了した。 入団した時は喜んだけどなぁ。もう年でしたか…。ホームラン一本観れただけで満足 しときますか。
トニー・タラスコ(30)42
常勝軍団ヤンキースの守備固め要員。 明るくていいと思ったけどねぇ。矯正しようのないフォームですわな、確かに。
橋上 秀樹(35)48
野村政権時代のスワローズになくてはならないやらしい選手だったが、 タイガースでは出番ナシ。 橋上を活かせる状況も無かった。すまぬ。
マイカ・フランクリン(28)99
ビッグバン打線の一員として30ホーマーを放ったが、 故障後サッパリ。タイガースでも故障のためすぐに二軍落ち。 生で一本観れて大満足。
ハワード・バトル(28)99
もう忘れた(嘘)。

特別編・行ってらっしゃい新庄剛志
新庄 剛志(28)Mets
最初、想い出を連ねようかと思った。 92年の5月26日から、つらつらと。 一番の想い出は、やはり武アナの実況だろうか。 あの年、起死回生の大ファインプレーの後に大野から打ったサヨナラ本塁打。 あれは、タイガースファンが(結局夢と消えた)優勝を「確信」するのに、 あまりにも十分過ぎる劇的な場面だった。 だが、もう、それはいい。
新庄の想い出は、苦しいことのほうが圧倒的に多い。 98年、夏場になってようやく出た第1号本塁打。 神宮球場。ボロ負けの試合だった。でも、新庄がようやくホームランを打ったことが うれしかった。一人で祝杯を挙げた。しかし、酒が進むにつれ、思った。
「これじゃダメだ」
その年のオフ、野村克也が監督に就任。 それにあわせて、哲は遂に新庄をあきらめた。「浜中でいこう」哲は 心に決めた。第2回FYTN総会。哲のレジュメの開幕スタメンに、新庄の名は無い。 だが、その表紙には、安芸でしてもらった新庄(そして変わりに中堅を守らす つもりだった佐々木)のサインがバッチリ載っている。99年、新庄はシーズン開幕に 間に合わなかった。しかし、タイガースはそれなりに戦っていた。 「やはり、これで良かったのか…」と思いかけた頃、新庄は帰ってきた。 「右中間に打球を飛ばす」という新たな能力を引っさげて。 その能力は2000年になり完全に開花する。 文句無しの成績をおさめた今季。それでも私は思っている。 「もう一年これだけやらんと信じてやらん」と。 だが、彼は非常に大きな事実を示してくれた。 「センター返しを心がければ新庄でも250以上打てる」のである。 250打ってない選手は是非、肝に銘じてもらいたい。
最後に…「新庄剛志はメジャーで成功するか?」ということだが… 私はすると思っている。何故か。それは、私が新庄を好きな、その理由にある。 彼は…そう、彼は、守備の時、私が「飛べ!!」と念じればダイビングしてくれる からだ(だから、最近うまくなりすぎてダイビングキャッチするチャンスが激減してしまったのはある意味残念だった)。ファンの祈る通りのプレーをしてくれる選手が、 成功しないわけがない。新庄よ、メッツの優勝に貢献せよ。 そして、立派になって…。

2000年12月11日(月)新庄のために10年間泣いて笑った一タイガースファン 哲
BGM『夏の幻』を聴きながら