新世紀プロ野球
ミスターは去った。キングの権威は地に落ちた。
最早20世紀は過去の事。21世紀最初の日本シリーズ、
それはプロ野球の新世紀。
第一戦 Bu0−7S
恐るべし石井いっきゅー。
第ニ戦 Bu9−6S
まさに詰め将棋。ストレートで押す五十嵐の球を、前打席
同点本塁打の水口が今度はライト前にらしい安打で繋いだ後、
ローズとの対決。ここで五十嵐のまま行ったのがまず第一のミス。
しかし、初球は予定通り暖めていたフォークで空振り。
二球目のフォークは見送られ、三球目。古田は内角ストレートで
ストライクもしくはファールを狙っていたと思うが、結果はすっぽ抜けの
外角高目のクソボール。カウント1−2。ここでストレートど真ん中を
要求出来る程、バファローズ打線が甘くないことは承知済みの古田。
「フォークやろう」「じゃあ甘くなったら終わりやな」えんめとそう話して
五十嵐が投じた4球目…。打球はライトスタンドへ。
「そうか、これが野球なんだ…」まるで北海道でとれたての海の幸を食した
『美味しんぼ』の山岡さん達のようなセリフを吐く二人。
もう一度言おう、「これが野球なんだ…」
第三戦 S9−2Bu
うぉ、どうコメントせえっちゅうんやこの試合に。
湯舟おいとけばよかったのに…。川口はやっぱ使うべきでないすかね?
第四戦 S2−1Bu
強いですな、スワローズ。
他に感想ないです。
バファローズは緊張してんのか調子悪いんか…
雰囲気が暗い。タイガースベンチみたいだ。
第五戦 S4−2Bu
それでも相手の苦手な球を要求し続けられる古田に脱帽。
そしてそれにキッチリ答える投手陣。
スワローズ投手陣はローズ・ノリの前で四球を出す事が少なかったように思う。
最大の勝因はそこでないだろうか?
総評
バファローズ打線はボール球を振り過ぎた…
言ってしまえばそれだけだが、何故そうなったのか?
気負いやプレッシャーがなかったか?
繋げようという意志はシーズン中と同等にあったか?
自分が今年観たバファローズの試合は、
ホームランを打った時、塁上に四球による走者がいることが多かったように思う。
四球で出ることも繋ぐことになるのだ。
それは十分に分かっていたハズだ。
でも出来なかった。手を出してしまった。
古田の洞察力の賜物か。
古田の配球を打ち破るにはどうすればいいのだろう?
投手の失投を待つ?今回みたく失投がほとんど無かったら?
僕は、2戦目のローズみたく、一回でいいから苦手な球を打っとくべきだと思う。
もしくは北川みたく、打てる球なら少々ボールでも打ちにいく。
とりあえずそれしかないんとちゃうかな?