辻本 夏実

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辻本 夏実(逮捕しちゃうぞ)
誕生日:月日
身長:cm
スリーサイズ:
血液型:型
VOICE:玉川紗己子さん


寝付けずにTVを点けたことから始まった
大学1年の秋の夜。寝付けずにTVを点けると、台風の中カーチェイスを繰り広げるアニメが。 それは『逮捕しちゃうぞ』FILE.2「東京タイフーン・ラリー」の回。 この回は墨東の白き鷹がかっこいい回なので、特に夏実がどうこうは 無かったんですが、勢いで翌日ビデオをレンタルしOVA全4話を観た結果、 見事に夏実にハマることに。

辻本夏実の歴史

『逮捕しちゃうぞ』は原作、OVA、TVアニメ(第一期、第二期、Specialの三度)、劇場版、ゲーム(PS)とメディアミックスされまくっていて、どれも微妙に作風が違います。 それに伴って各メディアでキャラの性格付けも多少変わっていたりする。 が、相方の美幸に比べて、夏実は言う程各メディアでキャラに大差ない。 まぁでもいちおう、それなりに分析してみようという試みです。 原作
『逮捕しちゃうぞ』の原作は、今や『ああ女神さま』や、『サクラ大戦』のキャラデザ で有名な藤島康介先生の作品。 「メカオタで天才的ドライブテクニックを持つ娘と怪力で 天才的バイクテクニックを持つ娘」の「問題」婦警コンビが巻き起こす ドタバタな日常コメディと緻密なメカ描写がウリでそれなりのヒットになった作品。 全7巻。
原作は美幸も夏実も「問題児」で、とにかくよくやりすぎて暴走します。 原作の夏実は課長に憧れつつもコンパに行ったりとそっち方面も自由奔放です。 また、美幸と剣ちゃんの仲は見守ってはいるけれども「こいつらチンタラ してやがんなぁ」とややドライに観てる感もあります。それは原作版美幸のキャラが 夏実に近いため、「あんまし応援されてもなぁ」と自分なら感じるやろな、という 夏実なりの配慮、かどうかは不明。 ちなみに時代劇好きで馬鹿力持ちでバイクテクニックが天才的ってのは 全シリーズ共通のデフォ設定です。

OVA(全4話)
OVAの見所はなんと言っても原作でも語られなかった二人の出会いが描かれているところです。 FILE.1「そしてふたりは出会った」はそういう点でアニメ『逮捕』の中でも 名エピソードとして名高いです。 ホットな夏実とクールな美幸の対称的なコンビを視聴者にしっかり印象付ける このFILE.1を初め、台風の最中激しいカーチェイスを繰り広げ墨東の白き鷹の かっこよさを印象付けるFILE.2、美幸と剣ちゃんの現状を描いたFILE.3、 そしてコンビ解消の危機からコンビ復活までを描いたFILE.4と、 OVA全4話を観れば『逮捕』とはなんぞやというのが全て分かります。
上にも書きましたが、OVAシリーズというかアニメの美幸はどちらかというと 冷静キャラでほとんど夏実の抑え役に回っており、逆に夏実の暴走ぶりが 際だってファンには堪らない内容となっています。 FILE.1では墨東署赴任初日から寝坊して遅刻、交通法違反まで犯して 美幸に追いかけ回されるというダメ婦警っぷりを発揮。 更に天才的なまでの言い訳を課長にかますという男前っぷり。 ここでメロメロにならなければ夏実ファンとは言えません(笑。

TVシリーズ第一期(全51話)
OVAの続編として、FILE.5から始まるTVシリーズ。 墨東署やその近辺の人々のどうでもいい日常と日々の活躍を描き続ける まったりシリーズ。3クール目からアニメオリジナルキャラの東海林巡査長が登場し、 夏実と名コンビを形成していきます。そう、遂に夏実にも春が訪れるのです。 また、OVAシリーズ同様、夏実は終盤で異動の話を持ちかけられます(今回は 本庁勤務)。好奇心旺盛な夏実のことなので当然その話に乗っかります。 というところで再び訪れる夏実・美幸コンビ解消の危機。 またまた夏実のいない毎日にどんどん元気を無くしていく美幸の 復活までの話も熱く、ラスト2話は見逃せません。
夏実ファン的にはとにかく後半、東海林登場からが肝。 当時は「課長派」と「東海林派」で分かれて一部では様々な論争も起こりました。 とにかく東海林はええヤツで、直情型の夏実とはなるべくしてコンビになった という感じ。夏実は当初は東海林に対してライバル心剥き出しで接しますが、 いつの間にかその人柄に惹かれていきます。東海林が海外の山岳救助隊へ 出向することになり、墨東署を離れることになるFILE.48「夏の終わり」は 二人のしばしの別れと告白を描いた名エピソード。BGMの「LOVE SOMEBODY 成田空港 ラヴジェネバージョン」は主題歌のギターアレンジが秀逸。 ここで号泣できれば夏実ファン。あとはFILE.32「発進!夏美のスーパーマシン」で 詐欺師に変な車を掴まされた夏実が落ち込んじゃうとことかも何気に かわいいのですが、マニアック過ぎて分かりませんね(笑。

Special(全20話)
劇場版公開前にTBS系「ワンダフル」内で放映された短編集。 アニメの中で唯一、原作寄りに作られていて、美幸も問題児になってます。 また、東海林はどうやら存在していない模様で、夏実は合コン通いの日々。
『Special』の夏実は一番性格凶悪かもしれません。 とにかく無茶苦茶します。というかもう犯罪スレスレというか。 警察という国家権力の皮を被った違法者です。 まぁ、これはこれで楽しみましょうというところで。

劇場版
TVシリーズから一年後のお話。夏実・美幸は本庁研修を終え、 一年ぶりに墨東署に復帰する。 復帰早々、世間では信号機が停止して交通網が麻痺したり、 銃器の密輸があったりと物騒な事件が相次ぐ。それらは、かつて本庁を震撼させた 『蜂一号作戦』を予感させるものだった。そして、遂に、墨東署が襲撃される!! という劇場版ならではのアクションアニメに仕上がっている本作のウリは 何と言ってもこだわりにこだわった背景の忠実さ。 東京都内各所の再現度の素晴らしさは地方者の私でも目を見張るものがあります。 TVシリーズFILE.34、35「地上250メートルの〜」シリーズと繋がる課長とかつての 同僚との物語も見逃せません。
アクション中心の劇場版、ということで夏実の真骨頂。 馬鹿力、脚ブレーキ、バイクテクと炸裂しまくります。 美幸とのコンビ復活シーン、東海林との再会シーンなどはジーンと来るものが。 電話を待っている時のやる気なさそうな態度なども夏実ファンにはたまりません(笑。

PS版(ゲーム)

TVシリーズ第二期(全26話)
劇場版から約1年。第一期で女子高生だった佐賀沙織が墨東署交通課に赴任してくる ところから第二期は始まります。 このシリーズは放映前から「美幸と中嶋君の進展を描く」と謳われていて、 夏実派は放映開始前から傍観者のポジションかと思われていましたが、 始まってみると別にいつもとなんら変わらない『逮捕しちゃうぞ』が 展開されました。てか、特に美幸と中嶋君の進展も無かったように思われ。 いいのかそれで。一方、終盤で夏実は遂に墨東署を卒業、特殊部隊に入隊を果たし、 遂に夏実・美幸コンビは解散したのでした。
いつの間にか美幸・中嶋コンビを追い越してしまった夏実・東海林コンビなもんで、 放映開始当初から夏実にはかなり余裕が目立ちます。 その余裕から来るのか、かなりお笑いキャラっぷりも目立ちますが、それもまた 夏実の魅力ということで。終盤には遂に墨東署から本庁特殊部隊に転属し、 美幸とのコンビは事実上解散。ここ、夏実ファン的にはかなり目玉なんですが、 物語的にはあまり盛り上がりませんでした。残念。

辻本夏実の魅力

というわけで各作品における夏実について解説してみましたが、 とにかく彼女の魅力は豪快さと女性らしさを併せ持ったところにあります。 や、大半は豪快さの部分しか出てませんが(笑。