何も観ず。


トラキチやってるとタイガースの嫌なところばかりに目が行ってしまって、それこそ21世紀になっていろいろ出てきた新しい野球理論になんか全く乗っかっていないような気になってしまいがちでした。
ラミちゃんみたいに確実にMLBのトレンド取り入れてるなーって分かる監督に憧れたり。
でももう原辰徳みたいに本当の最新を取り入れちゃう監督が現れてラミちゃんすら古くなっちゃってたりしてね。

「2番最強打者」「犠打すると得点期待値は下がる」といったことはセイバー以前からあった「打線は繋がりを生むことが大事」「相手投手が苦しいところで1アウトやらなくても良くない?」といったことをデータで裏付けたとも言えますが今や実態はその先に来ていると感じます。

タイガース、ベイスターズ、そして参考までにカープ、ジャイアンツの各種指標(9/22の試合終了時点)。
チーム,打率,出塁率,OPS,HR,犠打,盗塁,得点
T,.246,.319,.710,84,60,49,347
DB,.268,.331,.738,83,32,21,351
C,.267,.330,.743,80,57,34,346
G,.258,.331,.756,100,36,49,373

チーム打率リーグトップクラスのベイスターズ、カープとそこから2分程低いタイガースの得点に差が無いんですよね。出塁率で1分詰めている点でタイガースはセイバーメトリクス的とも言えますね。ホームランは同等。犠打するしない盗塁するしないに関わらずこの3チームはさして得点力に差無し。
一方この3チームより多く得点を稼いでいるジャイアンツ。HRの本数が多いから、と単純に切り捨てて良いものなのか。犠打は少なめ盗塁多めですがやはりそれだけでもないでしょう。

何となく9/22の試合の各チームの1~3番打者の打率、出塁率、OPS(成績も9/22の試合終了時点)。
T
近本 .294 .343 .772
糸原 .287 .352 .730
糸井 .256 .363 .708
一応この辺も載せておこう・・・
梅野 .283 .366 .770
陽川 .262 .342 .759

DB
梶谷 .318 .387 .912
ソト .284 .355 .925
オースティン .270 .349 .944

C
田中 .244 .362 .724
菊池 .268 .323 .742
坂倉 .319 .372 .843

G
吉川 .289 .361 .798
松原 .252 .329 .699
坂本 .268 .364 .864

まーこれ見ると1~3番で得点力が決まるわけでもなく全体的な流れですよねやっぱり。
穴を作らないこと、得点圏で打力のある人に回るようにすること、打力のある人に多く打席が回るようにすることが大事。
ただ確実に分かることは3番糸井は弱過ぎるということですが・・・下位なら全然強力な打者なのでもったいないですよ。出塁力的に1、2番は許容かもしれまへんが。