出場機会を求めて大和がFA宣言。


今季OPS.650、UZR 2B6.2、SS8.2、外野は今季は少なかったものの昨季は100イニングでCF0.9と平均以上の守備力を誇ります。
WARは2.4とタイガースでは糸井・孝介レベルの貢献度。
早くもベイスターズ、オリックスとの争奪戦と言われておりますが、果たして大和の目論む「出場機会」を得るには何処に行くのが一番良いのか?

■ベイスターズ
ショートは倉本がフルイニング出場。最早有名な話ですが倉本はUZR-17と守備が絶望的。観てても分かるレベルで反応が遅いので止む無しです。打撃はOPS.624ながら得点圏打率.348とチャンスでの強さは光ります。WARは-1.8と出ない方が良いレベル(笑。
セカンドには若手成長株の柴田が。OPS.579、UZR3.3と打撃面での課題を残します。WARは0.5。
外野は筒香・桑原・梶谷でスキ無し。

■オリックス
正ショートの安達が体調面で不安を抱える状況で、次点の大城はOPS.583、UZR1.0、WAR0.8。セカンド西野は今季不振でOPS.613、UZR-0.3、WAR0.5。西野はサードコンバートの話もあるようで。
外野はレベルが高くスキ無し。

出馬が予想される二球団ではベイスターズのショートが大和の出場機会を得るのに良いポジションですが、データ重視でセイバーもそれなりに使いこなしてそうなラミレスベイスターズが何故か倉本のショートを止めないのでそこがどうなるかですね。

因みに個人的に参戦してくればお勧めしたい球団があります。

■スワローズ
大引がOPS.621、UZR-8.6、WAR-0.8と加齢による衰えが激しく。若手の西浦、奥村もまだまだ。

スワローズなら確実に出番があるのですが、再建中なので来季31歳の大和を獲りに来るかとうかは微妙でしょうか。

一方、何が何でも引き止めたいタイガースですが、今季の終盤の状況が示す通り、大和は残留すれば出場機会はそれなりにもらえるでしょう。ライバルは上本、糸原、北條となりますが守備力の点で圧倒的にリードしており、今季同等に打てればスタメンはほぼ間違いない状況と言えます。

しかしタイガースとしても留意しなければならない点がいくつかあります。
・年齢的に守備の減衰が始まる
今季の動きを見ているとまだまだ・・・と思いがちですが、守備指標の劣化は突然やってくるので(比較評価のため?)ここは気を付けなければなりません。トリーの件から学んでおく必要あり。それでもあと2、3年は大丈夫なのでは・・・と思いますが。
・今季の打撃成績は出来過ぎか?の見極め
今季のOPS.650は252打席で残したものである、という点は忘れてはなりません。ただ、2013年454打席OPS.654、2014年481打席OPS.637と残しており、ポテンシャルはあるのでしょう。元々絶不調期が長いことが弱点でしたが、スイッチ転向により波が減ったという可能性もあり、できればその成果はタイガースで試したい、というのが個人的な本音です。

さて、大和の決断や如何に・・・?