ロジャースの二打席連続弾から、ブラゼルやボウクレア(さすがに知らんw)の名前が出ていたので。
しかし、ここで個人的には意外な事実を知りました。というか想い出しました。


■クレイグ・ブラゼル 2009-2012
前年2008年はライオンズで27本塁打も出塁率が低くOPS.740程度だったのと故障もあって退団。
メンチの代わりでタイガースが獲得。
2009年は82試合で16本塁打、OPS.817(打率.291だが出塁率.308という驚異の四球の少なさ)。そしてマートン、城島が加入した2010年は47本塁打しながら5~7番を打つという超強力打線のある意味象徴的存在に。
翌年からは統一球の導入や故障もあって徐々に成績を落とし2012年に退団。
2013年、14年はマーリンズでそこそこ活躍し2015年引退。
ちょうどNPBでも出塁率が注目され始めた頃で共に四球の少ないマートン共々セイバー的にはどうかっつー選手ではありましたが「ブラゼルのホームランが観れたから」と思わせる選手でした。しかしまともに活躍したのは2010年だけなんですよね。でもこんなに記憶に残っている。大好きな選手でした。

■トム・エバンス 2001-2002
あれ、ブラゼルの前ってここまで戻る??キンケードとかフォードとか代わりは獲らなかったんでしたっけ。
クルーズとペレスがイマイチだったので獲得。
2001年は39試合でOPS.681でしたが若さに懸けたのか念のための保険だったのか謎の残留。しかし人生どうなるか分からないもので2002年に珍しい外国人選手のトレードでライオンズに移籍後は78試合で15HRするなどOPS.882と活躍しチームの優勝に貢献。しかし選手層の厚いライオンズにおいて2年目は無かった。

■ジェイソン・ハートキー 2000
バトルの代わりその1。
76試合で打率.272も出塁率は.309で長打も少なかったためOPSは.687。
しかしその打撃技術は確かなもので二年目があっても良かったと未だに思わせる助っ人。少なくともペレスよりは上だった。
暗黒時代タイガースの助っ人の歴史を語る際に「このレベルの選手に期待を寄せなければならない」という点で重要な選手。

■マイカ・フランクリン 2000
バトルの代わりその2。
前年はファイターズで30本塁打、OPS.863。
しかしビッグバン打線を形成するファイターズにおいて二年目は出番無く金銭トレードでタイガースへ。
その長打力は確かなもので来て早々HRを打つなど夢を見せてくれたが故障で8試合のみの出場に終わる。
大阪ドームでフランクリンの超特大ホームランを観たのはいい想い出。

■ダーネル・コールズ 1997
伝説のハインウェルズ・マクドリストの一人。
前年はドラゴンズで.302、29HR、OPS.878。しかし走れない、守れないを理由に退団。1997年はロッキーズで主に代打としてプレーしOPS.848を記録していたところをタイガースが獲得。
63試合で.242、7HR、OPS.687と見事なまでの途中入団らしい中途半端な成績に終わり退団。
実は14年で947試合出場というバリバリのメジャーリーガー。今はアメリカで打撃コーチをしていることからもなかなかの選手であったことが分かりますね。

■リード・シークリスト 1997
伝説の(略。
バッティングフォームを見てもなんで獲ってきたのか分からない、まさに暗黒時代を象徴する選手。
それ故に忘れられないという歴史的選手。

■ケビン・マース 1996
一年目それなりに活躍し二年目を迎えていたグレン、クールボーがイマイチなことになってしまったので代わりに獲得。
ヤンキースで2年連続20本塁打するなど期待の若手だったが徐々に出番を失い日本へ。MLB5年でOPSは.752と結構な選手でしたが63試合で8HR、OPS.606とサッパリ。
見るからに外角が打て無さそうな構え以外特に覚えておく必要が無い選手。

■クレイグ・ワージントン 1996
グレン(略。
故障のため22試合の出場に留まるも92打席でOPS.794と翌年があればひょっとしていたかもしれない選手。
1989年、90年はオリオールズでレギュラーを張っていたようなので結構な選手ではあったんですね。

■ルパート・ジョーンズ 1988
バースの代わり。
MLB12年で1331試合に出場し147HR、OPS.746となかなかのメジャーリーガー。当時はこういうかつてそれなりのメジャーリーガーだった選手が力が落ちてきてからNPBへ結構来てたんですよね。
タイガースでは53試合で8HR、OPS.802。今からすればたいしたもんですが当時の助っ人は3割30HR当たり前の時代だったので退団。
阪神タイガースが暗黒時代へ突入する決定的なシーズンにやってきたためこれまた歴史的な選手と言える一人。