雑記のような日記

ってのをこの年末年始にやってまして昔の特番なんかも放送してくれるんですけどね。
http://www.nhk.or.jp/bs/temporary/baseball80.html
今日の津田恒美のとかは当時観た記憶が鮮明に蘇ってきたりしていろんな意味で泣けた。
で、明日は85年の阪神タイガースの特集なんですけど。


「エースあってのペナントレース優勝と言われるプロ野球で、その常識を破り、巧妙な投手リレーで阪神タイガースは優勝した」
ええええ！？あの年の優勝はたいがい「圧倒的な打力で」という評価が定説だと思ってたんですが、当時の番組で上記のような評価を得ていたとは！！こいつぁ楽しみやでと思いつつ「今の評価基準で見たら案外ええ陣容やったんかも？」と思いとりあえず当時の主な投手の成績から簡単に算出できる最近のセイバー指標を確認してみたんですが。

選手名	年齢	登板	先発	勝利	敗戦	S	防御率	投球回数	被安	被本	三振	四球	死球	K/9	BB/9	K/BB	HR/9	WHIP
ゲイル	31	33	33	13	8	0	4.30	190.2	187	23	126	54	0	6.0	2.6	2.3	1.1	1.27
池田 親興	26	32	23	9	6	0	4.45	151.2	153	18	82	69	5	4.9	4.1	1.2	1.1	1.50
中田 良弘	26	31	20	12	5	0	4.23	123.1	143	26	47	38	5	3.4	2.8	1.2	1.9	1.51
仲田 幸司	21	25	17	3	4	0	4.38	86.1	84	18	71	51	1	7.4	5.3	1.4	1.9	1.58
伊藤 文隆	31	25	16	5	5	0	4.51	115.2	123	16	59	39	1	4.6	3.0	1.5	1.3	1.41
中西 清起	23	63	0	11	3	19	2.67	107.2	83	10	83	31	4	6.9	2.6	2.7	0.8	1.10
山本 和行	36	33	0	5	6	11	2.70	50	50	7	41	9	0	7.4	1.6	4.6	1.3	1.18
福間 納	34	58	4	8	5	1	4.05	104.1	114	14	60	37	2	5.2	3.2	1.6	1.2	1.47
佐藤 秀明	25	37	0	0	2	0	3.31	35.1	33	3	17	6	2	4.3	1.5	2.8	0.8	1.17
工藤 一彦	29	30	6	6	3	0	3.84	75	80	15	40	14	1	4.8	1.7	2.9	1.8	1.27
野村 収	39	19	1	1	0	0	5.13	26.1	27	5	13	3	0	4.4	1.0	4.3	1.7	1.15
嶋田 章弘	19	10	3	0	0	0	3.51	25.2	21	1	7	11	0	2.5	3.9	0.6	0.4	1.27

いやぁ改めて言うまでもないですが先発投手陣の壊滅的な状況は凄まじいものがありますね。
何せK/BB2未満(2を割ると悪いと言われる)が目白押し。その癖被安打も多くてよってWHIPがもう絶望的になるという。
一方、リリーフ陣は確かに先発投手陣に比べるとマシで、福間以外は制球にも優れ走者もあまり出さない感じ。ただまぁJFKを知る我々としてはそこまでたいしたこと無いなぁという感じも否めなく、こうなったら当時の他球団がどうやったんかも調べようと思ったので調べてみます。
因みに当時工藤一彦がまだ29歳やったことに驚きを隠しきれなかったことをここに報告しておきます。