第三回はメジャーを基本線としながらも国内もありと言っている二名。


2009年、2010年投手成績





名前球団試合SH防御率
小林宏2009M24413024.29
小林宏2010M57332952.21


2009年、2010年打撃成績





名前球団試合打率打点盗塁
多村2009H93.28217570
多村2010H140.32427892


2009年、2010年守備成績





名前球団守備試合補殺失策守備率
多村2009H7932.992
多村2010H13632.991


小林宏は2005年から2007年まで三年連続で二桁勝利するなど先発ローテの柱として活躍したが、2008年、2009年は結果を残せず、今季はクローザーへ配置転換。これまで中継ぎの経験はあったがクローザーは初めてということもあり戸惑いもあったようだが、まずまずの成績を残したと言える。三振も取れるし与四球率が低い、素晴らしい投手だが、調子が悪い時はどうしようもない感が漂う(そのため今季CS出場へ向けて負けられない状況になった終盤はクローザーの座を降ろされる場面もあった)。レイズ、ダイヤモンドバックスが興味を示していると報道されており、来季はアメリカでプレーする可能性が高いか?制球はいいので通用するかもしれないが、好不調の並が激しいのは試合数が多いアメリカでは厳しいかもしれない。
多村は故障がちで「スペランカー」と呼ばれる虚弱さがあまりにも有名だが、走攻守全て兼ね備えた素晴らしい選手でもある。今季の出場140試合は自己最高で、故障さえ無ければ素晴らしい数字を残せることを証明してみせた。獲得する側としても問題点はその「故障するかしないか」の一点だろう。今季の活躍は故障に負けない身体を造った結果なのか、偶然なのか、しっかりと調査されるに違いない。本人曰く「体質改善に取り組んだ」とのことだが。