第二回は国内移籍組の三名。森本と後藤は残留の可能性もある。


2009年、2010年打撃成績









名前球団試合打率打点盗塁
森本2009F107.2471299
森本2010F115.27223010
後藤2009Bs54.2744178
後藤2010Bs143.29516732
内川2009YB132.31817671
内川2010YB144.3159661


2009年、2010年守備成績









名前球団守備試合補殺失策守備率
森本2009F10662.990
森本2010F114112.990
後藤2009Bs542106.982
後藤2010Bs1434048.989
内川2009YB13013.986
内川2010YB7260.1000
内川2010YB73384.994


森本はここ三年連続で死球を受けて故障するという不運に見舞われておりやや不振気味だが、2007年はフルイニング出場し3割30盗塁をマーク。2006年には9本塁打するなどパンチ力もある。また近年は田中賢介が1番に定着し2番に回り、二年連続でパ最多犠打を記録するなど小技も巧い。守備の堅さ、肩の強さは今更説明不要か。総合力では上記三名中No.1とも思えるが、各球団外野手で1、2番という点であまり食指が動かないのか、内川が抜けるベイスターズのみが名乗りをあげている状況。こうなると残留が濃厚か?
後藤は「打てて何処でも守れる内野手」として故障した昨季を除き近年はほぼレギュラーとして活躍。打撃に関してはドツボにハマった時にどうしようもない感はあるものの、打率.270以上、二桁前後のホームランを期待できる中距離ヒッター。長年の課題だった守備も二塁固定の効果もあったのか今季は人並みの守備成績に落ち着いたようだ。獲って損はない選手だろうが、そこまでして獲る選手でもないということなのか、現状は井端の後釜が必要なドラゴンズのみが正式に手を上げているのみ。正二塁手不在のジャイアンツも獲得に動いているという噂があるがそこまで欲しい選手でも無いとも思われる。イーグルスも噂があったが、松井稼獲りの話が出ており後藤獲得には動かない模様。
内川は前WBC代表ということもありこの三名の中では再注目株だろう。長年「天才」と言われながらもなかなか開花しきれなかったが三年前に.378のハイアベレージを記録してから三年連続で三割越え。一塁も外野も守れる。勝負強さもある。今季貧打に泣かされたホークスとカープが名乗りをあげるが、「勝てるチームで」と言っているのでホークスが優位と見られる。カープはドラフト時に獲得を目指した縁と石井琢朗との縁で勝負をかける。