今日はパCSは帰ってきたら終わってたので特に感想も無く。昨日のマリーンズ成瀬完投にお返しとばかりに今日はホークス和田が完投。漫画か。
そしていよいよ明日というか約半日後にはセのCSも開幕。CS初の甲子園、初の伝統の一戦です。


かつて暗黒時代「ジャイアンツ戦に全勝(28勝)できるなら残り全敗(112敗。当時140試合制)しても文句を言わない」とタイガースを応援していたことがありました。ヨワヨワのタイガースが世間様に注目していただき存在感を示せる唯一の機会、それは「打倒ジャイアンツ」だけでした。当時ジャイアンツは金満補強に走り、他球団からスター選手が消え、当のジャイアンツもスター選手を集めまくった程には成果は出ていないという有様でした。「ジャイアンツが強ければプロ野球は何とかなる」そんな妄信或いは盲信がジャイアンツ関係者のみならずプロ野球他球団、そしてマスコミにまで蔓延していた時代。「だったらジャイアンツの紅白戦でもずっとやっとけ」と他球団ファンは怒り狂っていた時代。
しかし時代は移り変わり、ジャイアンツ人気はかつて程では無くなり、他球団もジャイアンツに頼らないプロ野球を考え始めました。そしてジャイアンツも主軸に金満補強の名残はありながらも遂に若手育成へと方針をシフト。今や「育成の巨人」と呼ばれる程になりました。一方、暗黒時代を脱したタイガースは集客面で他球団にジャイアンツよりも貢献する存在になったものの、金満補強の更に上を行く「フランケン補強(逆指名・トレード・助っ人・FA・中古助っ人・メジャー出戻り等、あらゆる手段を駆使したまるでフランケンシュタインのような継ぎ接ぎ補強)」で最早何が何だか分からないチームになりました。思えば10年前とすっかり立場が入れ替わってしまったようにも思える両チームですが、それでもやはり「ジャイアンツに勝つとうれしい」のです。いや、そもそもFA制度やドラフト逆指名などというジャイアンツ主導の制度が始まる前はもっと純粋に「強いジャイアンツが憎い」という想いで「斎藤雅樹の20勝なんて半分タイガースから挙げた勝ち星で価値ないやろ」とか負け惜しみを言っていたのだから、このジャイアンツへのアンチな想いはあるべき形へ戻ったとも言えるのかもしれません。
なんかグダグダ書きましたが要は「俺はやっぱりアンチジャイアンツやしってゆーかあの坂本とかいうヤツ人間的にええヤツなんかもしれんがドーム最前列にポトリと落ちるホームランとかで喜んでるの観るととてもイラっとするしジャイアンツに入りたいでちゅーとダダをこねた長野を観るとホンマにイラっとする」ということです。

シーズン中に「タイガースは2008年に大逆転優勝された悔しさを胸に秘めて挑んできている」と評してくれた原坊に、今こそその想いをぶつける時。
その先にはドラゴンズへのリベンジも待っている。