日本ハムが「日本向きの投手」カーライル獲得(サンスポ)


マジカ!!
「制球力があり、カットボールに威力があると聞いているので日本向きの投手といえる」
マジカ!!
いつの間にそんな投手に!?

カーライルは2001〜2002年阪神タイガースに在籍。1年目(野村政権最終年)は7勝とそこそこ頑張り、23歳と若かったこともあり伸びしろも期待されましたが、2002年(星野政権初年)は他の外国人との兼ね合いで出番がほとんど無く解雇されました(二軍でも腐らずそこそこ働いていたみたいですが)。その後メジャーとマイナーを行ったり来たり韓国に行ったりしつつ、2007年にはメジャーのブレーブスで8勝したりもしています。
タイガース時代のカーライルの芸風は「147、8km/hの球で押しまくるが変化球と制球力はからっきし」というものでしたが、当時のタイガースは140km/h台の球(150km/hですらない)を投げられる投手がほとんどいなかった上にカーライルの気合いの入ったピッチング(単に向こう見ずだったという話もある(笑)は観ていて気持ち良かったものでした。

そんな彼が!「制球力があり、カットボールに威力があると聞いているので日本向きの投手といえる」だなんて!!

因みに・・・カーライルの一番の想い出と言えば・・・(以下ほわわわ〜んと回想)
安芸キャンプに視察に行ったFYTNトラキチ一行。彼らは「150km/h出る」という触れ込みのカーライルを楽しみにしていた。そんな彼が、オープン戦で登板するというのだから、そりゃもうテンションも上がろうというもの。だったが。
登板した彼の球速は、観るからに遅かった。134km/hしか出ていないという話だった。「またか・・・」我々は今まで「本格派」という触れ込みで入団してきた外国人やルーキーがことごとく138km/hしか出ない(またはいつの間にかそれくらいしか出なくなる)という光景を思い出した。その後のオープン戦でも、一向に球速が上がらない彼をテレビで見掛ける度に、我々は絶望した。
しかし。
3月下旬、シーズン開幕も近付いた、カーライルにとってのオープン戦最後の登板。突然彼は147km/hの速球を投げたのだった。「なななななんやてぇぇぇぇぇぇ!!!!????」我々は驚くと共に、「キャンプからオープン戦は調整である」という事実を、当時23歳の若造助っ人に教えられたのだ。この年、タイガースは最下位に沈むが、その翌年からは、最下位になっていない。カーライルに教わった「調整」という二文字が、その後のタイガース黄金期を築いた・・・というのはさすがに言い過ぎ(笑。
以上回想終わり。

いやまぁ、8年ぶりに自チームにいた助っ人が他球団に帰ってくるってのはなかなかない体験なのではないかと。まだ31歳やし、働けば数年間は在籍するやろから、そういう点でも結構楽しみやなぁ。

因みに、カーライルで検索してたら、こんなサイトを見付けました。向こうってマイナーリーガーのトレカもあるのかな?どうやって入手したのかすげぇ気になるが・・・。なんか、タイガースに来た時とフォームが違う人もいますね。