悲観的なままでもアレだったので、他球団も分析してみていたのでした。開幕までにアップできなんだ。


とりあえず気楽にできる(?)パから。
パは多分混戦になると思います。故障者が出たチームから消えていくんでないでしょうか。

・ライオンズ
評論家前評判はかなり高めの模様。ほぼ昨季と変わりない戦力ですので今季もそれなりに強いとは思いますが、昨季シーズン序盤に打線を引っ張ったブラゼルを解雇しており、その影響は出ないのか。誰かで埋まるのは埋まるんでしょうけれども。投手陣は岸がオープン戦やや不調気味だったようですが大丈夫か?

・オリックス
意外と評論家の前評判が高く驚き。昨季の大躍進はマグレ扱いになってないのか。投手陣はその躍進の原動力となった若手二桁勝利カルテットが今季も働けるかどうかにかかっていますが、プロ野球のジンクスとして4人共今季活躍できるとは想像しにくいか。そこを昨季寝ていたメンバーがフォローできるかというところですが、今のところ平野くらいしかいないっぽい。川越やボギーの先発復帰も視野には入れているでしょうけれども。野手ではイーグルスからフェルナンデスが移籍してきて外国人選手4人という驚異の打線が完成(ラロッカは正直微妙な気がするが)。あとはここに機動力を巧く絡めればライオンズに引けを取らない打線が誕生するのだが。何にせよ楽しませてくれそうなチームではあります。

・ファイターズ
性格に難ありとは言え、しっかり結果を残しているマイケル中村を放出してまで故障がちな二岡を獲得する必要があったのか?案の定二岡はキャンプから故障する有様で、早くもトレード失敗の雰囲気アリアリのファイターズですが、それでも強力な先発投手陣と今までマイケルに繋いでいたリリーフ陣は健在。クローザーには武田久がまわるみたいですが、おそらく問題は無いでしょう。野手は先述の二岡がちゃんと働けば課題の得点力アップが実現し優勝も見えてくるというところですが、果たしてどうか。成長を見込んで残留したというスレッジがどれだけ成績を伸ばすかも注目。

・マリーンズ
昨季大不振に見舞われた先発投手陣が復活するかどうかがカギ。昨季は小林宏、成瀬、小野で計18勝しかしておらず、この辺で30〜35勝くらいまで持っていければ、清水と俊介を含めた強力な先発投手陣が形成されます。ここに唐川が成長しちゃったりした日には12球団屈指の先発投手陣になることでしょう。野手陣はメジャー帰りの井口が何処までやれるか注目。福浦辺りが復調し、今季最終年となるボビーが例年通りオーダーを固定しない戦い方で選手起用の妙を見せてくれれば、華道を飾ることができるかもしれない。

・イーグルス
岩隈・田中の両輪にいちおう昨季9勝(11敗)の朝井、残る3枚が課題だった先発投手陣ですが、昨年ヤンキースの先発ローテを務めたラズナーはさすがの実力でそこそこやりそうな気配。あとは永井・長谷部・片山ら若手の成長に期待というところですが片山は早速故障して開幕一軍入りできなかった模様。4枚だけでは混戦が予想されるパでAクラス入りするのは難しいかもしれず、何とか若手投手陣を野手陣が盛り立てていってほしいところですが、その野手陣は守備に難ありまくりだったフェルナンデスを解雇し、ドラゴンズから中村ノリを獲得。それだけでも相当なレベルアップと言えます。昨季シーズン途中から加入し39試合で13ホーマーを放ったセギノールが開幕から打ちまくり、野村野球の浸透が垣間見える盗塁数(昨季101個)が今季更に増加すれば、面白い野球ができるかもしれない。希代の名将・野村克也の最終年、華道を飾ってあげたいところです。

・ホークス
昨季最下位に沈んだホークスですが、その要因は故障者が続出したことでした。今季もスペランカーこと多村が早速故障で開幕からいませんが、その他はいちおうなんとか勢揃い(リハビリ上がりの斉藤和巳はどうなったか知りませんが)。和田・杉内・新垣の3枚に大隣や大場やの若手がどれだけ成長するかというところが勝負の分かれ目でしょうか。野手陣は先述の通り多村がいないものの、更なる飛躍を期待したい本多や松田ら若手と昨季故障でなかなか定着できなかったむねりんと小久保が年間通して働ければ、ホークス復活も見えてくることでしょう。

以上、パ終わり。続いてセの他球団。
ジャイアンツ圧倒的有利の下馬評で自分自身もそう思っていましたが、冷静に戦力を見渡してみると穴もある。カープ、スワローズも確変を起こせる気配はあり、思ったよりも混戦になるのではないでしょうか。ベイスターズは相変わらず投手陣が厳しそうでこここそ確変起こさないといけないとこでしょうけれども。

・ジャイアンツ
タイガースとドラゴンズの戦力ダウン著しく、ジャイアンツの巨大戦力の前に呆然としておりましたが、こうして冷静に見てみると意外と不安要素が多いことに気付きました。その不安要素とは、ずばり先発投手陣。上原が抜けたのは意外と痛手だったようで。評論家の中には「昨季先発で4勝しかしてない上原の穴なんかたいしたことない」という風潮があるようですが、オリンピック後に先発復帰した上原の4勝が無ければ、ジャイアンツの逆転優勝は無かったことに気付いているのでしょうか(故に上原を先発に戻した原采配に自分は感心したのですが)。グラ・内海に続く先発投手が高橋尚成という事実は結構「あれ?先発弱くね?」と楽観視できてしまいそうです。無論、東野ら若手が延びてきていることは昨季終盤に嫌と言うほど見せ付けられましたし、先発ローテが回らないなんてことにはならないのだとは思いますが。そしてそんな不安要素のある先発投手陣を補って余りあるのがリリーフ陣。マイケル中村の加入で豊田を負けているケースでも使えちゃったりするかもしれないという贅沢布陣。ただ、山口や越智が今季も活躍できるかどうかは未知数だったりするのかも、というのはあります。野手に関しては、数年前までは日本でプレーするなんてことは考えられなかったかつてのバリバリメジャーリーガー、アルフォンソ獲得が吉と出るか凶と出るか、というところでしょうが、スンヨプも調子良さそうだし困ったらキムタク使えばいいしまぁ何とかなるんでね(なげやり)?WBC観てるとアベシンの肩はもうどうにもならないんじゃないかという気もしましたが、それすらもハンデとか言っちゃっていい気がします。昨季夏場から一番に定着してある意味ジャイアンツを窮地から救い出したと言える鈴木が一年やれるのかとかの方がカギかもしれんね。

・ドラゴンズ
憲伸、ウッズ、ノリが退団し嫌がおうにも世代交代を迫られたドラゴンズですが、楽しみな若手も多い模様。投手陣の先発ローテは朝倉と中田が復活しないと厳しそうですが、昨季ブレイクした吉見とチェンや先発転向の浅尾ら若手は十分活躍が見込めるのではないでしょうか。後は小笠原や山井ら経験値がそれなりにあるメンツでどうにか、というところですかね。浅尾が抜けたリリーフ陣はやや苦しいのかもしれませんが、このチーム、投手に関してはほっててもどんどん出てくるので(昨季、清水昭を観て思い知らされた)何とかなるんでないか?(笑 野手はウッズとノリの穴を新外国人のブランコとこのオープン戦でブレイクした藤井と昨季終盤に落合監督がやたらと起用していた平田辺りで埋められるかというところなんでしょうが、それよりも森野が更に覚醒したりする可能性の方が高かったりするのだろうか。そういえばアライバの守備位置入れ替えは結局無くなったそうで。ちょっと楽しみだったので残念。

・カープ
久しぶりに評論家勢からも前評判がいい模様のカープ。積年の課題の投手陣はかなり整備されてきました。先発投手陣は高橋建が抜けたもののルイス・大竹・マエケンと三本柱が確立され、あとはそこに誰が続くか、というところですが、篠田・斉藤ら昨季そこそこ先発で結果を出している若手もおり、夢を抱かせます。リリーフ陣は梅津・シュルツ・上野・横山・永川とそれなりの布陣でそこそこ安定。野手陣は広くなった新球場で更に機動力を活かせるか、というところでしょうか。赤松・東出・天谷・梵がかき回し栗原が返す、的な野球が観られると面白いかも。

・スワローズ
なんだかんだでそこそこ安定感のある投手陣。先発は石川・館山の二枚看板に川島の三枚までが実績組、昨季終盤に一軍昇格しプロ初勝利を挙げた由規と久々に先発復帰する大ベテランの木田となかなか面白い布陣。ハマればそこそこ行けそうなメンツです。リリーフは押本・イム・五十嵐・松岡と昨季結果を残したメンツが健在。一方野手陣は昨季148盗塁を記録した機動力は健在だが、外国人選手次第ではその機動力もホームへ帰ってこれず宝の持ち腐れになる可能性が。どうでもいいが新外国人のデントナは名鑑の写真がとてもプロ野球選手に見えない(笑。

・ベイスターズ
評論家からも一般人からも最下位予想が圧倒的に多いベイスターズですが。ファイターズからグリンが移籍、寺原が先発へ戻るなど、低迷の要因となっている先発投手陣の再編はそこそこ果たされるのではないかと。これに三浦と昨季ルーキーながら6勝した小林の4名でそれなりになんとか・・・ならんか(笑。これに続く投手がやはり出てきていないようですし、リリーフ陣も加藤が開幕からいるものの基本的に昨季とメンツは代わっておらず。野手陣は開幕から村田を欠き苦しい状況。昨季、村田・内川・吉村の三人でチームのほぼ半分の打点を叩き出しており、今季もオープン戦を観る限りではこれといって他に選手がでてきていない。村田が帰ってくるまで、内川と吉村の二人におんぶにだっことなるか、ベテランが意地を見せるか、更に若手が突然覚醒するかでもしないと、厳しいか。