「最大13ゲーム差をひっくり返された」
今後、どれだけ独走することがあっても、言われ続けるであろう十字架を背負ったタイガースは、その十字架を軽くすることも出来ず、2008年を終えた。
そのことを考えるだけでも、岡田監督の辞任は英断だったかもしれない。監督が替われば、メディアのウザイ取材に「自分はその時の監督じゃないから」と言えるのだから。


「選手から慕われている」と言われていたが、長らくそれが本当なのかどうか分からずにいた。しかし、試合後の胴上げ、そして選手達との握手に、それを初めて垣間見た気がした。
確かに采配面ではまだまだ未熟だったかもしれない。だが、そこさえ磨ければ、岡田監督はきっと素晴らしい名監督になれるのではないかと思う。まだ一度も経験したことのない評論家というポジションでしっかり勉強して、また帰ってきてもらいたい。

星野仙一勇退の後を受けるという想像を絶するプレッシャーを乗り越え、JFK、タイガースの四番・金本を作り、鳥谷、関本を一定のラインまで育て上げたことは本当に素晴らしいこと。
この30年間で最も勝利を重ねてくれた監督であるという事実を、少なくともタイガースファンはよく知っている。

・・・例えそれが金満補強によるものだったかもと言われても(ぉ。
いやさ、これでまたオフに金満補強合戦が始まるかと思うとね・・・。

何はともあれ、岡田監督、本当にお疲れ様でした。
小学校の頃、バース・掛布亡き後の暗黒時代の四番を務める岡田を何とも言えない気分で応援していた自分に、「将来、岡田監督で優勝するから」と言ったら、信じるだろうか?(笑